猫と暮らし始めて最初に悩むことのひとつが、「どのキャットフードを選べばいいのか分からない」という問題です。
ペットショップやネット通販を見ると、「無添加」「グレインフリー」「高たんぱく」など魅力的な言葉が並び、価格もピンからキリまであります。
しかし、キャットフード選びで本当に大切なのは、パッケージの言葉ではなく「原材料」を見ることです。
この記事では、初心者の方でも失敗しにくいように、原材料表示の正しい見方とチェックすべきポイントを詳しく解説します。
なぜキャットフードは「原材料」で選ぶべきなのか
猫は完全肉食動物です。
本来、猫の体は肉を消化・吸収することに特化しており、人間や犬のように穀物を多く必要としません。
そのため、
- 原材料の内容によって栄養の吸収率が変わる
- 消化不良や下痢、食いつきの悪さにつながる
- 長期的には健康状態に影響する
といった違いが出てきます。
価格や口コミだけで選ぶのではなく、原材料を確認する習慣をつけることが、愛猫の健康を守る第一歩になります。
キャットフードの原材料表示の基本ルール
原材料は「多く使われている順」に並んでいる
キャットフードの原材料表示は、使用量の多い順に記載されています。
つまり、最初に書かれている原材料が、そのフードの“主成分”です。
例
- チキン、チキンミール、動物性油脂…
- 穀類(トウモロコシ、小麦)、肉類…
この場合、前者は肉が主成分、後者は穀物が主成分ということになります。
”主成分”は原材料表示の最初に書かれている!
良いキャットフードに多い原材料の特徴
① 動物性たんぱく質が主原料になっている
理想的なのは以下のような表記です。
- チキン
- サーモン
- ターキー
- チキンミール
「〇〇ミール」は不安に感じる方も多いですが、肉を乾燥させた粉末で、品質が良ければ問題ありません。
逆に注意したいのは、
- 肉類
- 動物性副産物
といった内容が不明確な表記です。
② 穀物の量が控えめ、または不使用
猫は穀物をほとんど必要としません。
穀物が多いフードは、
- 消化不良を起こしやすい
- 便の量が増える
- 食いつきが悪くなる
といったケースがあります。
最近よく見るグレインフリー(穀物不使用)は、こうした点を考慮した設計です。
ただし、すべての猫に必須というわけではないため、体質に合わせて選ぶことが大切です。
③ 必須脂肪酸が含まれている
原材料に以下が含まれているとプラス評価です。
- 魚油
- 亜麻仁油
- チキン脂肪
これらは、
- 皮膚・被毛の健康
- 毛ヅヤの改善
に役立ちます。
注意したい原材料・添加物
① 人工着色料・香料
猫は色でフードを判断しません。
着色料は完全に人間向けの見た目対策です。
- 赤色◯号
- 青色◯号
などの表記がある場合は、避けたほうが無難です。
② 保存料の種類をチェック
保存料自体が悪いわけではありませんが、
- BHA
- BHT
- エトキシキン
といった合成保存料が気になる場合は、
ミックストコフェロール(ビタミンE)など、天然由来の保存料を使用したフードがおすすめです。
年齢・ライフステージ別に見る原材料のポイント
子猫(キトン)
- 高たんぱく
- 高カロリー
- DHA・EPA配合
成長期のため、エネルギー密度が高いフードが必要です。
成猫
- たんぱく質と脂質のバランス
- 体重管理を意識
運動量や体型に合わせて選びます。
シニア猫
- 消化しやすい原材料
- リン・ナトリウム控えめ
内臓への負担を減らす設計が重要です。
年齢別のおすすめフードはこちらを読んでみてください。
原材料だけで決めないための補足ポイント
食いつきには個体差がある
どんなに良い原材料でも、猫が食べなければ意味がありません。
最初は少量パックで試すのがおすすめです。
切り替えはゆっくり行う
急にフードを変えると、
- 下痢
- 嘔吐
の原因になります。
今のフードに少しずつ混ぜて、7〜10日ほどかけて切り替えましょう。
まとめ|キャットフード選びで最も大切なこと
キャットフード選びで迷ったら、次の3点を思い出してください。
- 原材料の最初に肉・魚が来ているか
- 不要な添加物が多くないか
- 愛猫の年齢・体質に合っているか
この基準を押さえておけば、大きな失敗は避けられます。
キャットフード選びの基準を理解したら次の記事を参考にキャットフードを選んでみてくださいね!
